京急富岡杉田能見台


  開業当時はまだ駅舎からすぐ近くに海岸が広がっていて、ホームから海を眺めることができたという。そもそもは海苔の匂いが漂う様な漁師町だったらしいが、現在は人口も増えてすっかり美しい住宅地となった。商店街から聞こえてくる元気な声には、今でも漁師町だった頃の面影を感じさせるものがある。また駅から数分の場所にある長昌寺には文学者・直木三十五の墓があり、「芸術は短く、貧乏は長し」という印象的な言葉が刻まれている。直木三十五が愛した街・富岡は、今も風情のある街なのである。

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開業当時は涼南富岡駅と言う駅名だったとか

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駅近くの商店街は毎日とても賑やか
駅から数分の喫茶店ではおいしいコーヒーが飲める

 

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